謹 賀 新 年

新年明けましておめでとうございます。

今年は年始より様々なことが起こりました。

特に能登半島地震では、輪島朝市の被災をニュースで知った時、同じ観光地としても大変心が痛みました。

心よりお見舞い申し上げます。

一週間経ってもまだ余震が続いているようですのでみなさまどうかお気をつけてください。

これ以上被害が大きくならないことを祈っております。

日々営みができることは決して当たり前のことではないことを実感いたしました。

できることを、感謝してやるのみです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

価格変更のお知らせ

いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。

さて、急なお知らせではございますが

今年度より当店で使用しておりますわらび粉や牛乳、そのほか等々の原材料の価格高騰により

当店ではメニューの価格を見直させていただくことにしました。

9月25日(月)より、変更をさせていただきます。

誠に心苦しいご案内となりますが、何卒ご理解賜くださいますようよろしくお願いいたします。

今後もみなさまのご旅行の合間のひとときを

健やかにご提供できるよう、努めてまいります。

変わらぬご愛顧のほどどうぞよろしくお願いいたします。

中秋の高山、朝晩はめっきり肌寒くなってまいりました。

間も無く、秋の高山祭です。

喫茶去かつて

落とし物は なんですか?

お客さまがお茶を終え、帰られた後。

いつものように食器を片付けていると

ふと、

何やら小さな粒が床に。

なんだろう、と拾い上げてみると

ひまわりのタネでした。

見つけたわたしはそれを捨てるつもりでしたが、

母が持ち帰り、何となしに植えていたそうです。

母もわたしも植えたことを忘れていましたが

今年、芽が出たと思ったら

あれよあれという間に大きくなり、

茎のしっかりとした、黄色く輝くひまわりが一輪、

咲きました。

「タネを植えると花が咲く」

言葉で聞くと当たり前のような現象ですが

咲かせたい花の苗やタネを購入して咲かせた花とは

一味違い、

拾った一粒がやがて大きな花と

なってわたしたちを驚かせてくれたことに、

生命のたくましさを感じた初夏の出来事でした。

(あ)

高山市民時報に掲載中の「ドライチャンネル」が本になりました。

高山市民時報に連載中の
ドライチャンネル500回分(27年分)が
本になりました。(2,200円税込)
SNSで一瞬で世界と繋がる時代に、
地元の人だけでこっそりゆっくり楽しんでいただく風刺本です。
発売前から好評(一部不評)です。

【お買い求めいただける場所】
高山市民時報社
高山市文化協会
田近書店本町店
田近書店三福寺店
ブックスアイオー
SOY
喫茶去かつて

本日より発売です!

量産していません、お早めにお買い求めください。

(あ)

初雪

先日、高山市内で初雪が降りました。

今年は10月に入ってから急激に寒くなり、

秋を感じる間も無く冬を迎えた気分です。

全国的にコロナウイルスの感染者数も落ち着いてきて、

古い町並も観光客の方々で賑わいを取り戻して来ました。

緊急事態宣言中はあまりにも閑散としていましたが、

お店の大掃除をしたり、メニューの内容を見直したり、

コーヒー豆のブレンドを変えたりと

店内の小さな改革ができました。

現在は期間限定で

・飛騨のりんごパイ(600円)

・飛騨宿儺かぼちゃのプリン(600円)

・雪見ぜんざい(850円)

もございます。

感染対策はしっかりしつつ、

みなさまをお待ちしております。

(あ)

2021春の高山祭 裃ディスタンス

コロナウイルス感染症拡大防止のため、

今年の春の高山祭は大幅に規模を縮小されて開催されました。

屋台もお披露目されましたが、外に出たのはほんの数十分…。

そんな中、今年は特に「地元の人たちだけのお祭り感」があったみたいで

「昔はこんな祭りだったよね、こんな祭りも静かでいいね」

といった声もちらほら聞こえてきました。

今年の観光客の多さは、例年の10分の一の人数だったみたいです。

改めて、コロナと向き合わされましたし、いろんなものに想いを馳せた高山祭でした。

先日、京都アニメーションのスタッフの方が当店にお立ち寄りくださりました。

放火殺人事件の被害に遭われた方で、

当時の悲惨なお話に胸が痛む思いでいっぱいになりました。

色々とコロナウイルスのニュースの影に隠れがちな昨今ですが

すべてを「仕方がない」で終わらせてしまいたくはないと思います。

今日は全国的に晴れ。

気分も晴れやかになるような1日に、粛々と営むのみです。

(あ)

わらび粉十割使用「天然わらびもち」

飛騨日和田産 わらび粉十割使用「天然わらびもち」

いろんなことがあって2020年も師走になりました。

そんな中、最近密かな「わらびもち」ブーム到来(!?)を実感しています。

はっきりした理由はわからないのですが、コロナ禍での旅行先に飛騨高山が選ばれることが多くなり、

若いお客様を中心にインスタなどで当店のわらびもちを投稿してくださる方々が多いようで…。

誠にありがたいことです。

「喫茶去かつて」は4月で22年目を向かえる喫茶ですが、

わらびもちは当初から手練りにこだわってきたメニューであるだけに

なんでも続けてみるもんだなぁ…と年月の重みを感じられずにはいられません。

さて、前置きが長くなりましたが

みなさんに召し上がっていただいているわらびもちとはまた別格(!)なわらびもちを

この度ご用意いたしました。

「天然わらびもち」です。

飛騨高根日和田で自生しているわらびを十割使用した贅沢な逸品です。

希少で高価なわらびもちですが、肥沃な大地が育てた本物の自然の甘み、食感はぜひ一度味わっていただけたら幸いです。

平日数量限定注文をお受けしてから練るので、少しお時間をいただいておりますが、この機会にぜひお召し上がりください。

※GOTOキャンペーンのクーポンはご使用いただけませんのでご了承ください

(あ)

晴れ間をまつ

IMG_0724.jpg

 

先日は東海地方にも豪雨が襲いました。

高山市内も避難指示が出され、いつもはおだやかな宮川の氾濫の映像を見て、どきり、とする瞬間もありました。

しかしわたしたちの住んでいる地域では幸いなことに大きな水害などもなく、まだ多少の雨は降っていますが、ひとまずほっとしています。

2020年はなんだかキリのいい数字で、本来ならばオリンピックイヤーで日本中大フィーバーしている頃でした。

それが新型コロナウイルスや地震、豪雨、などの自然災害によって今わたしたちはまた違う次元のフィールドに立たされている気分です。

様々なことが起こりますが、すべて自然の猛威のなすこと。わたしたちはそれに争うことはできないのだと、気付かされました。

できることはこつこつと働き、自然と暮らすことなんだろう、と思います。

無理はいけません。自由すぎてもいけません。

なんでも便利になりすぎた社会の中でも我慢を覚えなくてはなりません。

どうにもできないことが、あります。

しかし「どうにかしたい」という気持ちだけは持っていようといます。

古い町並、すっかり人気(ひとけ)のない日もあります。

わたしたちはお出迎えしてお茶を出すくらいしかできませんが、

いつものように、お待ちしております。

(あ)

 

自然に倣う。

sakura2020

今日からGWが始まりましたが、

古い町並は、静かです。

観光を業としてる者として、

いちばんの稼ぎどきに家にいるのはなんだか不思議な気分です。

中橋の桜はもう満開の時期を終え、葉桜になってましたが、

わたしはすこし萌黄色の入った、このくらいの桜が好きです。

風が吹いたり、木の枝に止まった小鳥が飛び立つ瞬間に

ひらひらと落ちる花びら。

ゆるゆる、くるりと向きを変えながら

時の流れを刻一刻と映すのは水面のまだら模様。

#STAY HOMEが続けども、

未来にむかって、時はすすみます。

(あ)