お客さまがお茶を終え、帰られた後。
いつものように食器を片付けていると
ふと、
何やら小さな粒が床に。
なんだろう、と拾い上げてみると
ひまわりのタネでした。
見つけたわたしはそれを捨てるつもりでしたが、
母が持ち帰り、何となしに植えていたそうです。
母もわたしも植えたことを忘れていましたが
今年、芽が出たと思ったら
あれよあれという間に大きくなり、
茎のしっかりとした、黄色く輝くひまわりが一輪、
咲きました。
「タネを植えると花が咲く」
言葉で聞くと当たり前のような現象ですが
咲かせたい花の苗やタネを購入して咲かせた花とは
一味違い、
拾った一粒がやがて大きな花と
なってわたしたちを驚かせてくれたことに、
生命のたくましさを感じた初夏の出来事でした。

(あ)